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アニマルズ・アズ・リーダーズをご存じないヘッド・バンガーズに超絶オススメしたい

今日も元気に頭振っていますか、ヘッドバンガーズよ。

僕は歳が歳なので、頭を振れなくなってきました。

ココゾ、というライヴに出向いた時だけは、日頃のリミッターを吹き飛ばして楽しむ事にはしています。

まあ大体そのあとは、1週間くらい全うな生活が送れない事になるのですが、ええ、ええ、歳はとりたくないものですねー。


でね。

賢明なヘッドバンガーズ諸兄にはとっくに常識だとは思いつつも、もしかしたらまだ「アニマルズ・アズ・リーダーズ」つーバンドをご存じない方もいらっしゃるかもしれない?と、不意に不安になったものですから、今更ですが紹介したいと思います。

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まあちょいと聞いてやってくださいよ、ちょびっとだけ。

先っちょだけ。

あなたが想像している「へびめた」の認識を、まーまーの確率で塗り替えてくれるかもしれない程のバンドを紹介しますので。

アニマルズ・アズ・リーダーズとは

アニマルズ・アズ・リーダーズ (Animals As Leaders) はワシントンD.C.を拠点に活動するインストメタルバンド。

現在のメンバー
  • Tosin Abasi (ギター)
  • Javier Reyes (ギター)
  • Matt Garstka (ドラム / 2012年~)

アニマルズ・アズ・リーダーズ – Wikipedia

2009年デビューの3ピースバンドで、インストのみの作品をリリースしています。

まー簡単にいうと「歌ナシ」ね。

このバンドを率いている中心人物はギタリストの「トシン・アバシ」という兄ちゃんです(エントリ最初の写真参照)。

このギタリストがなんつーか変態的なテクニックと音楽性を持ち合わせた奇人なんですよね。

もちろん誉め言葉です。

ま他の2人のメンバーも、彼とバンド組もうってくらいですから充分に変なヤツ(誉め言葉ね)である事は間違いないんですけどね。

「でどんな音楽やってんのさ」

そこなんですよねー。

説明したいんだけど、すんげー説明しにくい。

つまり独自性が際立っていて「***ぽい感じ」とかいえない感じなんですよ。

しかも、楽曲によって雰囲気がまるで変わったりしちゃう。

いや、アニマルズ・アズ・リーダーズとしての個性はバッキバキに発散されているんですが、音楽世界の幅つーの?音楽大陸の広さが果てしないつーの?とにかく一筋縄ではいかんのです。

どの曲をファーストコンタクトにもってくるか迷うなー。

とりまこのあたりから。

Physical Education

どすか。

退屈しちゃいました?

だったらこのエントリはここでおしまいです!

もし「んーキャッチーじゃないけどなんか面白い感じだったかもなー」と感じていただけたのなら、もうちょっと彼らの音楽に踏み込んでみませんか。

「フィジカル・エデュケーション」は比較的メロディがあるほうの曲なので、とっつきやすいかなーと思って1番目にオススメしてみました。

んじゃ、次の曲も聴いてみませんか?

お、聴いてみますね、はいー。

Ectogenesis

どーすかね。

こんなのもイケるのね、って思いました?

ちょっとオサレなジャズ・フュージョン系ですよね。

意識高い感じ?あ全然違う?サーセン!

イケちゃうんですよねー彼ら。

ミニマル音楽のような側面もこの曲でより判りやすく表現されていますよね、あー反復音楽ってヤツね、ナウシカの頃の久石譲さんみてーなアレね。

バックで飛び回っているリズムは超難解でテクニカルだったりしますが、大きなうねりを作り出している弦楽器隊のプレイで、全然うるさくないですよね。

んー。

じゃ次の……、曲も、聴いてみ……る?

あ、聴きますね、いいですね、はい。

Kascade

っどーですかね。

音の数がむっさ多い曲でしたね。

ダカダカ鳴らしているパートを抜けると、突然スペーシーなメロディに包まれるあたりが好きなんですよねー。

リズムの洪水に追い詰められた状況を作っておいてからの、空間を感じる展開(03″20辺り~)、知的な構成だなー、って思うんですよね。

こんなキメキメの楽曲をライヴ映像でこのクオリティを再現しちゃうとか。

もう奇人のやることはワケわからんですな(だから誉め言葉だっつ)。

んじゃ、次の曲も聴いてみま、みますね、はい。

Tooth and Claw

どどどーですかねえええ。

今度はのっけに泣きを放りこんで来ましたよ。

まスグにキメキメ・モードに入っちゃいますけどね。

しかし途中差し挟まれるツインリードの流麗なメロディはついウットリ聴き入ってしまうのです。

中盤以降の、クリーントーンのギターサウンド(2″30辺り~)も、気持ちイイなー。

その後に待っている、広がりを感じる展開(3″15辺り~)は流石のヒトコト。

さってっと。

じゃそろそろ最後の曲を聴、きますね、はい!

CAFO

どうでしたかねー。

「今日の一曲」でも既に紹介しましたけど、1stアルバムから、ゴリゴリのイカツい曲を最後に紹介しました。

前半だけでもう離脱しちゃう人もいらっしゃるかもしれませんね、ええ、確かにそんな気分にもなりますよね、判りますよ、僕もいい歳のおっさんですから。

彼らの曲は、基本的に通常の3曲分くらいのアイデアや展開が詰め込まれているので、ちょっと聴いてやめちゃうのはもったいないんですよね。

もしかしたらグっとくる展開が待っている可能性も十分ありますので。

まこの曲はHR/HMの耳で聴くと楽しみやすいかもしれません。

最後に

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このテの音楽を聴かない人にとっては、一生触れる事もない可能性さえあるバンドを紹介してみました。

まあ、お好きじゃない人にしてみたら、どれも同じで判りにくい事をヤってる人達に見える、のかもしれませんが。

もし、あなたの音楽大陸の少しでも押し広げるきっかけになったのだとしたら幸いです。■■