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【厳選】テンションをアゲるならこれ!HR/HMオススメ・インスト名曲13選

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日々色々の音楽を聴いています。

その時々で体が求める音楽を選び聴くわけですが、一切の言葉を拒否したいという状況がたまにあります。

意味を拒絶したい心理ってヤツ。

イメージのみを欲するとでもいましょうか、とにかく一意的な情報に触れたくない気持ちです。

そんな時はインストゥルメンタルを聴きます。

元々インストが前提のバンドはいいのですが、歌モノのバンドがたまに作るインスト曲もなかなか良かったりもするんですね。

そんなHR/HM系インスト曲を紹介したいと思います。

EROTOMANIA / DREAM THEATER (1994)
エロトマニア / ドリーム・シアター

とりあえず、自分のヘヴィローテーション曲から。

この曲の為にこのアルバムを持っているようなものです。

初期インストとしては1stアルバム収録の「Ytse jam」も捨てがたいのですが、リフのカッコよさではやはり「エロトマニア」です。

必死こいてコピーしたのも懐かしい記憶。

変拍子でまくりの面倒くさい曲ですがメロが大好きなんです。

彼等の楽曲が1曲中に3曲分程度のアイデアが盛り込まれている印象ですが、インストになるとそれが5曲分くらいに拡大しているように感じます。

あもちろん、アルバムもいいですよ。

EROTIC NIGHTMARE / STEVE VAI (1990)
エロティック・ナイトメア / スティーヴ・ヴァイ

あー、もうイキナリそれ出しちゃうー?的な感じですが、出しちゃいますよ、ええ。

変態ギタリストといえばこの人スティーヴ・ヴァイ。

基本的にインストアルバムを発表しているわけですが、この曲はズバ抜けてカッコいいですね。

もうメインリフだけで何杯でもメシ喰えるぜ状態。

この曲をライヴでも完全再現しちゃうんですから、全く変態的です。

テンション爆アゲしたい時にはもってこいです。

THE CALL OF KTULU / METALLICA (1984)
ザ・コール・オブ・クトゥルフ / メタリカ

初期のメタリカはちょいちょいインストをレコーディングしていたんですよね。

まあ、クリフ・バートンが居たからなんでしょう、彼が他界してからはあまりヤらなくなっちゃいました。

「ザ・コール・オブ・クトゥル」は、クリフがラヴクラフトの作品が好きで命名したとか。

いわゆるクトゥルフ神話です。

この曲を、フルオーケストラで演奏した音源があるんですが、これが大袈裟で最高です。

これはメタリカじゃなくて、マイケル・。ケイメンがいい仕事してるって事かもしれません。

FLYING IN A BLUE DREAM / JOE SATRIANI (1989)
フライング・イン・ア・ブルー・ドリーム / ジョー・サトリアーニ

髪があった頃のジョー・サトリアーニの名曲です、この動画はツルピカですけど。

この浮遊感がなんとも心地よいんですよね。

メインテーマのメロディが印象的です。

クリーン・トーンで伸び伸びしたメロディ・ラインがなんとも美しいでしょ。

ジョー兄貴は弾きまくってても音の粒が美しいので、イラっとする事がありません。

むしろ浮遊感が増してより大きな流れに身を委ねる感覚、とでもいいましょうか。

HR/HMを聴かない人にもオススメです。

MAN MADE GOD / IN FLAMES (1999)
マン・メイド・ゴッド / イン・フレイムス

4thアルバム「コロニー」の日本盤にのみ収録されていたボーナストラックです。

彼等らしいドラマチックな展開がイかしています。

日本人好みする展開ですよね。

特に、アコースティックGr.が入ってくる辺り、味が沁みています。

メロディック・デス・メタルのバンドは、メロウなインストを創るのが上手ですね。

単純に、デス声を外しただけで、そうなっちゃうのかもしれませんが。

ボーナストラックにしておくにはもったいない完成度の曲だと思います。

INTO THE ARENE / THE MICHAEL SCHENKER GROUP (1980)
イントゥ・ジ・アリーナ / ザ・マイケル・シェンカー・グループ

ちょいとすみませんシェンカーが通りますよ。

というワケで名曲「イントゥ・ジ・アリーナ」です。

古参のHR/HMファンの皆様にしてみれば何を今更なのは判ってるんですが、やっぱ触れておきたいじゃないですか。

古い曲ながらいつ聴いても無駄に暑苦しくてカッコいいです。

コージー・パウエルの暴れまくりDrs.もいいですねー。

あ、アルバムではサイモン・フィリップスが叩いています。

つーか、ドリーム・チーム過ぎて笑ってしまいますホントに。

アラフォー以上のおっさんにはキラー・チューンでしょうね。

FAR BEYOND THE SUN / YNGWIE MALMSTEEN (1984)
ファー・ビヨンド・ザ・サン / イングヴェイ・マルムスティーン

でました、イングヴェイです。

もはや、ギャグとしての質まで高くなってしまった彼の名曲です。

あファンの皆様怒らないで、愛ある弄りですからね。

この曲のメイン・テーマは、大仰でドラマチックでなんとも日本人好みです。

そこに、彼らしいチリチリ速弾きの味付けが加わって、イングヴェイ然とした曲に仕上がってしますね、え、褒めてますよもちろん。

まあ、正直いって、この一曲を持ってたら僕なんかは満足しちゃうんですけどね。

この動画ではイキ顔も素敵。正義。

WHAT’S UP / RAGE (1990)
ワッツ・アップ / レイジ

初期ミニアルバムに収録されていたインストです。

この頃の彼等は、シンプルながら疾走感と上質メロディが満載で、捨て曲を探すほうが難しいくらいの充実した作品を連発していました。

この曲もキャッチーで大好きです。

ドイツ産らしい演歌的味わいがあります。

ELIXIR / MARTY FRIEDMAN (2006)
エリクサー / マーティ・フリードマン

タモリ倶楽部の準レギュラー、マーティ・フリードマンのソロアルバムからこのリーダートラックを。

リフ創りが上手いですえよねー流石です。

それでいてギターメロはしっかり泣きを入れてくる辺り、流石演歌の心が判るガイジンですな。

しつこいエンディングもカッコいいです。

個人的にはまた唄アリのメタル・バンドのリード・ギタリストやって欲しいなって思っているんですけどね。

ACID RAIN / LIQUID TENSION EXPERIMENT (1999)
アシッド・レイン / リキッド・テンション・エクスペリメント

当時のドリーム・シアターのメンバー3人+トニー・レビンという布陣で制作されたインスト・ユニットがリキッド・テンション・エクスペリメントです。

もうこの時点でテクニカルな音が想像出来ると思いますが、まったくその通りの曲でイイもワルイも予想通りの音世界。

各楽器が暴れまくる音源満載、しかしながら単なる技巧発表会にならず優れた曲も多いのです。

1曲で5曲分くらいのアイデアがぶち込まれています。

ライヴでも楽しんでプレイしていますね。

BLAZE / ASTERISM (2018)
ブレイズ / アステリズム

我が日本が誇る、未来のHR/HMを背負って立ってくれるであろう3ピースバンド「ASTERISM(アステリズム)」の紹介です。

まだ10代の3人が紡ぐ楽曲は、もうすっかりワールド・ワイドで通用するクオリティに達していて、これは疑いようのないレベルです。

彼等の事は今から10年、超楽しみです。

HR/HMファンのみなさん、要注目ですよ。マスト。

VROOOM VROOOM / KING CRIMSON (1995)
ヴルーム・ヴルーム / キング・クリムゾン

彼等の活動は非常に期間が永く、その時々でかなり音楽性に変化があるのでどこを切り取って紹介するか悩みましたが、HR/HM的味わいという意味で、’95発表の「スラック」からこの曲です。

アルバム全体がコンセプチュアルな作りでして、この曲のメイン・テーマはアルバムのオープニング・トラックである「ヴルーム」と共通です。

分厚い音の重なりで不穏な響きを無機質に奏でるスタイルが、超カッコいいと思いませんか。

ちなみにこの時の編成は、ダブル・トリオでして、それぞれの楽器が2人ずつという不思議な構成です。

それだけの楽器を鳴らしつつのアンサンブル。

正に構築美ですねえ。

PHYSICAL EDUCATION / ANIMALS AS LEADERS (2014)
フィジカル・エデュケーション / アニマルズ・アズ・リーダーズ

最後は僕が今一番お気に入りのバンドです。

彼等、2009年のデビューですからもう10年経ってるんですよね。

トシン・アバシ率いる変態テクニカル集団。

テクニカルといっても、難しい楽典や音楽理論などドッチでもいいんです。

この音世界を是非楽しんでもらいたいですね。

リズムの遊びも何回なパズルのようで楽しいし、時折ご褒美のように刺し挟まれるチャッチーなメロも心地良い。

ジャンル的にはジェント(djent)ですが、メタリックな精神性を感じます。

ここ数年アルバムを発表してくれていないので、心待ちにしている日々です。

最後に

どうでしょう、テンションあがりましたでしょうか。

僕的にはたまんない曲ばっかりなんですけどね。

あなたの音楽大陸開拓の手引きとなれば幸いです。■■