今日の一曲-065
2018
METAL SOULS / NOZOMU WAKAI’S DESTINIA
メタル・ソウルズ / ノゾム・ワカイズ・デスティニア
彼のギターは依然から聴いていますが、こうした1980年代のメタルがキラキラした輝きを放っていた時代の世界観を、こうも堂々と表現しつづける姿勢に、勇気にも似た心強さを感じていました。
しかし一方で、今の時代なかなか苦しい決断をしているものだと、遠巻きながらも心配していました。
特に北米のHR/HM市場は程死滅していますよね。
純粋なメタルの市場について
この場合のHR/HMというのは、形を変えて進化した現代型の楽曲群ではなくて、「純然たるメタル」のコトです。
ヨーロッパ、とくに北欧でのHR/HMシーンはまだかろうじて熱いといえると思いますが、正直いって世界的にみればやはり勢いづいているとは言い難いでしょ。
ただ、近年ではBABYMETALみたいないわゆる「わかりやすいメタル」を表現していながらも世界的な成功を収めるコトに成功した例もあったりして、時代の揺り戻しとういうものがそろそろその兆しを見せ始めているのかな、なんて気にもなっています。
そんな中、日本でもトップ・クラスのHR/HMギタリストである若井望さんが、3rdソロ・アルバムを2018年に発表。
売れっ子を採用しての意欲作を是非聞いて欲しい
今作は待望の世界デビュー盤でもありました。
そんな大きな船出のパートナーに選ばれたヴォーカリストが、売れっ子ロニー・ロメロだというのですから、「狙いにいってる」感を感じずにはいられないわけです。
リーダー・トラックでありタイトル・トラックのこの曲は、あらゆる要素の純度が高くて、僕などは胸が熱くなってしまいました。
メロイック・サインを天に掲げ、一緒に歌いたくなっちゃう感じ。
最後に
とても聴きやすい楽曲でもあるので、若井望の名前を初めて知ったあなたも、是非一聴あれ。■■
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