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【厳選】’80年代末期「バンドブーム」を代表する50バンドを解説&名曲紹介(懐かCM付まとめ一覧)

目次

メッセージ性が胸を打つ

43.ECHOES(エコーズ)

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  • 1981年活動開始、1985年メジャー・デビュー、1991年解散、2011年活動再開、現在活動中
  • 代表曲:Gentle Land、Tug Of Stereet、Zoo、and more…

後に小説家辻仁成(つじひとなり)となり、のちに中山美穂と結婚する、あの辻仁成(つじじんせい)率いるエコーズです、超懐かしいですねエコーズ。

このバンドの音楽性は、当時珍しくニュー・ウェイヴの香りを纏っていたもののそこがバンドの最大の個性ではなく、なんといっても歌詞の世界観でした。

のちに小説家としてすばる文学賞まで受賞してしまうような辻仁成の書く詩は、十代の若者が皆抱えている問題や葛藤を鋭い視点で描き出していました

筆者もTug Of Streetの歌詞を読んでは「これは自分のことが書かれている!」と幸せな勘違いをしていたものですが、そうした若さ故の愚かさや危うさを共通の概念として伝えてくれている気がして、「わかってくれているバンド」という認識を持っていたのを覚えています。

Gentle Land(1987)
Tug Of Street(1988)
Zoo(1989)

44.KATZE(カッツェ)

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  • 1986年活動開始、1988年メジャー・デビュー、1991年解散
  • 代表曲:TEEN、Stay Free

ヘイブラザー!聞こえますか?あの日見た景色の中で

最っ高でしたよね、カッツェ。

当時を知る人同士であれば、もはや合言葉のようなものです「カッツェよかったよな」と。

1988年のデビュー・シングル発表から3年足らずの活動期間で解散してしまう彼らは、フルレンス・アルバムを4枚残しています。

あまりに短い活動期間でしたが当時を知るリスナーにとってインパクトは大きいものがあり、今でも根強いファンは少なくありません。

中村敦(Vo.)が布袋寅泰のライブにおいて、PERSONZのJILLと共にコーラスで参加した事が一時期話題になっていましたが、この時久しぶりに見た彼は近年の、ピーヴィー・ワグナーのようでした!(お元気そうで何より)

← 中村敦 / Peter “Peavy" Wagner →
TEEN(1988)
Stay Free(1989)
Rocket Rock(1989)

ガールズ・バンドが元気

メンバー全員が女性、というバンドが一つの括りとして存在していました。

今では珍しくもないワケですが、このブーム期に目に見えて拡大した印象でした。

ブーム期以前から活動していた苦労人バンドが実は多く、ブーム到来と共にスターへと駆け上がって行く様は痛快な出来事でしたね。

45.SHOW-YA(ショーヤ)

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  • 1981年活動開始、1985年メジャー・デビュー、1998年解散、2005年活動再開、現在活動中
  • 代表曲:Come On!、限界Lovers、私は嵐、and more…

彼女達は’80年代後期バンド・ブームの直前にデビューしていますが、やはり1988以降にバンドとしてのピークを迎える事となり、ブームを盛り上げたバンドと言えると思います。

バンドの特徴はなんといっても、メンバー全員の非っ常に高い演奏スキル。

デビュー当時はアイドル路線の売出し方を要求される等の紆余曲折もありながら、バンド・ブーム期にはそのテクニックを存分に発散する、ハード・ロック、メタル、の曲を発表しセールスを伸ばしました。

また特筆すべきは、1987年から企画・主催を始めた野外イベント「NAONのYAON」の開催で、女性アーティストのみを集めたイベントとして多くのミュージシャンに可能性を広げた事です。

1991年に寺田恵子(Vo.)が脱退し初期黄金期は終焉を迎え、その後メンバー・チェンジを経て活動継続しながらも、1998年には解散してしまいました。

現在はバリバリ活動中で、2021年にはグローバル展開を見据えた全編英詩のニュー・アルバムも発表してくれました。

Come on!(1988)
限界Lovers(1989)
私は嵐(1989)
【CM】昭和シェル石油 フォーミュラー・シェル

46.PRINCESS PRINCESS(プリンセス・プリンセス)

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  • 1983年活動開始、1984年メジャー・デビュー、1996年解散
  • 代表曲:19 Growing Up、Go Away Boy、M、友達のまま、DIamonds、Oh Year!、ジュリアン、世界で一番暑い夏

あの時代、ガールズ・バンドとしての知名度、動員、セールス、の面でトップを爆走したのは、彼女達だったと思います。

タイアップも多数ありましたし、まあとにかくテレビでよく見かけました、あの当時は。

当時カラオケでは、ホボカクで女子の誰かが「M」を歌うという通過儀礼がありましたね。

1989年には日本のガールズ・バンドとしては、初の武道館公演を行うなど、’80年代後期バンド・ブーム時に、活動のピークを迎えます。

ヒット曲が多いバンドなので、記憶に残っているリスナーもきっと多いと思いますね。

19 Growing Up(1988)
M(1988)
世界で一番暑い夏(1989)
【CM】SONY カセットUX(1990)

47.GO-BANG’S(ゴーバンズ)

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  • 1983年活動開始、1988年メジャー・デビュー、1994年解散
  • 代表曲:スペシャル・ボーイフレンド、あいにきてI・Need・You、無敵のビーナス、and more…

彼女達もデビューは’80年代初頭ですが、ブームと共にバンドとしての絶頂期を迎えたグループです。

当時の印象としては、とにかくタイアップが多く、TVCMや番組テーマソングなど色々なメディアで彼女達の軽快なロックを聴く機会がものすごく多かったなあと思い出します。

これはバンドという商品のビジネス・モデルが確立した、当時の時代性を色濃く反映していると言えるでしょう。

メンバーの一人である斉藤光子(Drs.)は180cm超えの長身で、長い手足でプレイする様が強烈にカッコよくて、筆者はその事をよく覚えています。

また関西限定のネタですが、森脇健児と山田雅人の番組「ざまぁKANKAN!」のOP曲「ざまぁカンカン娘(ガール)」が彼女達の曲だった事は、意外に知られていません。

スペシャル・ボーイフレンド(1989)
あいにきて I・NEED・YOU!(1989)
無敵のビーナス(1990)
【CM】メガネスーパー(1990)

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