日本語がカッコいいハード・ロックを聴こうぜ

今日の一曲-019

2017
うたた寝の途中 / ZIGGY
うたたねのとちゅう / ジギー

2曲目紹介アーティストは、日本のベテランバンド、ジギーです。

前回紹介したのは初期の名曲でしたが今回は近年のアルバムから。


森重樹一というシンガー

もうジギーは森重さんを全面に押し出すコトにしているんだな、っていうのが良くわかります。

だってバンド・メンバーを一切映さないですもんね。

ジャケットも彼だけですし。それだけ、森重さんのロック・アイコンとしてのカリスマ性が際立って強い、っていう事なんだと思います。

楽曲は、彼ららしいというか森重さんらしい(?)ミッド・テンポのロックン・ロールで、もうどこにも隙がない仕上がりになっているなって思います。

ピアノの使い方が、大人のロックという風合いを醸し出しているあたりが好きです。

そして何をおいても「歌メロのキャッチーさ」の塩梅が絶妙。

誰でも1コーラス聴けば、2コーラス目からは一緒に歌えるんじゃないでしょうか。

こういう判りやすさやキャッチーさというのはとても大事で価値があると思うです。

キャッチーさの価値

僕は鑑賞する事を目的として音楽を聴くのも楽しいし、ライヴで生音を聴きながら踊る(といえるのか)のも楽しいんですね。

大好きな曲は何度も聴いて歌詞も覚えて微妙な歌いまわしなんかも真似して自分の中で育てていくのが楽しくて嬉しいわけです。

自分の中に入ってくる感じ、自分の中に根付いていく感じ。

でも聴きやすいとか覚えやすいとか、何より聴いてきなり歌いたくなる、踊りたくなるっていう音楽は、それだけで人の心に突き刺さる可能性が高い、んじゃないでしょうか。

2018年の今でもチャック・ベリーやジミ・ヘンドリックスの曲が多くのミュージシャンを始めリスナーたちの耳から消えないのは、何か不思議な力が曲に封入されているような気がしてならないんです。

僕は森重さんの歌にそういう不思議な魅力を感じます。

彼程「ロック・シンガー」という呼び方が似合う人は世界を見てもそうそういないんじゃないかなって本気で思いますしね。

挙動、佇まい、声、顔面、全てがある不思議な調和の元で奇跡的に成立しているような気がします。

日本語を理解出来る喜び

森重さんもそれなりに年齢を重ねて、より深みというか熟成されたミュージシャンとしての味わいがにじみ出て、ずっと目が離せない存在になっています。

時々聴けるかすれ具合も最高です。

浮き草気取る 花鳥風月愛でながら

彼の言葉使いも大好きです(まあつまり大好きな人の事は垢まで愛おしいと思ってしまう僕なのでただただ褒める事になります)。

美しい日本語をどう扱うか、というのは僕のテーマでもあります。

こういう歌詞をサラリとサビで歌われると、僕は嬉しくてクラクラしてしまいます。

最後に

アルバム全体を通して佳曲がズラリと並んでいるから是非このアルバム「2017」を聴いてもらいたいですね。■■


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