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【厳選】オススメのHR/HM必聴ライヴ・アルバム13選 

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HR/HMを愛するリスナーにとって、避けて通る事が出来ない存在は数多あるワケですが、その一つに「ライヴ・アルバム」も含まれる事でしょう。

スタジオ盤はミュージシャンにとって「作品」としての品質を表現するものだとすれば、ライヴ盤は「生き様」を表現するものかもしれません。

それ程までに、ミュージシャンの内面が剥き出しで投影されているように思います。


目次

超オススメのライヴ・アルバム

HR/HMファンの皆様にはすっかりご存じの有名名盤ばかりだと思いますが、一見さんでもきっと楽しんでいただけると思います。

NO SLEEP TIL HAMMERSMITH / Motörhead (1981)
ノー・スリープ・ティル・ハマースミス / モーターヘッド

Motörhead – No Sleep 'Til Hammersmith – Bomber – Video – Live Best Quality

まずはモーターヘッドからです。

ライヴ・アルバムという括りを外して考えても、超名盤ですよね。

全盛期の初期オリジナル・メンバーから繰り出される、ヒリヒリするような緊張感が一気に走り抜けて行きます。

残念ながら彼等3人とも既に他界しています。

何度聴いてもカッコいいなあ。

DECADE OF AGGRESSION / SLAYER (1991)
ディケイド・オブ・アグレッション / スレイヤー

Hell Awaits (Live At The Lakeland Coliseum / 1991)

スラッシュ・メタルからは、四天王の中で最もクレイジーなサウンドを出す彼等、スレイヤーのライヴ盤です。

かなり初期の段階から彼等はライヴ音源を発表していましたが、初期オリジナル・メンバーの集大成がこのライヴ・アルバムです。

メンバー全員が鬼神の如き攻撃性を見事に聴かせてくれます。

演奏が滅茶苦茶上手いです。

LIVE AND DANGEROUS / THIN LIZZY (1978)
ライヴ・アンド・デンジャラス / シン・リジィ

Thin Lizzy : Live and Dangerous

アイルランドのハード・ロック・バンド。

シン・リジィもまたライヴでこそ真価を発揮するバンドでした。

ヴォーカリスト兼ベーシストのフィル・ライノットの歌声が渋くて聞き惚れてしまいます。

演奏も、スタジオ盤よりドライヴ感マシマシでカッコいいんだよなー。

LIVE & LOUD / OZZY OSBOURNE (1993)
ライヴ・アンド・ラウド / オジー・オズボーン

Ozzy Osbourne – Live & Loud (1993)

スタジオ・アルバム『ノー・モア・ティアーズ』(1991年)の発表後に行われたワールド・ツアーのライヴを収めたものです。

この頃のザック・ワイルドがノリにノッていて、最高の演奏を聴かせてくれます。

オジーはオジーで、いい意味でいつもの通り、安心して聴けます。

少々粗いながらもソコがいい、ザックのプレイが光ってるなあ~。

BAD BOY LIVE! / JOHN SYKES (2004)
バッド・ボーイ・ライヴ! / ジョン・サイクス

★★★ John Sykes – “Bad Boys" (Live 2004) | John Sykes Bad Boys Live! ★★★

ジョン・サイクス(殿)が、2004年日本でのソロツアーを録音したライブ・アルバムです。

マルコ・メンドーサのベース、トミー・アルドリッジのドラムですから演奏の質はバリクッソ高いです。

更にキーボードに元ドリーム・シアターのデレク・シェリニアンを迎えているなど、聴きどころがあり過ぎて困ってしまいます。

ホワイトスネイクで作った曲やブルー・マーダー、など殿のキャリアを総なめする選曲も最高です。

必聴。

LIVE AT BRIXTON ACADEMY / THE BRIAN MAY BAND (1994)
ライヴ・アット・ブリクストン・アカデミー / ザ・ブライアン・メイ・バンド

The Brian May Band – Live At The Brixton Academy 1993 – Full Concert

クイーンのギタリストであるブライアン・メイの、ソロ・ツアーを録音。

このライヴもメンバーが強烈でして、ベースにニール・マーレイ、ドラムはあのコージー・パウエルです。

アルバムのどこを切っても最高のパフォーマンスが飛び出す金太郎飴です。

やっぱりいつ聴いてもコージーのドラム・ソロが超熱い。

チープなジャケットからは想像もつかないような名ライヴ音源ですので、是非。

LIVE: RIGHT HERE, RIGHT NOW / VAN HALEN (1993)
ライヴ:ライト・ヒア, ライト・ナウ / ヴァン・ヘイレン

VAN HALEN – RIGHT NOW – LIVE: RIGHT HERE, RIGHT NOW 1993

先日この世を去った、エディ・ヴァン・ヘイレンのライブ盤です。

当時絶頂期を迎えていたヴァン・ヘイレンのライヴ盤ですから、選曲もベスト盤的に意味合いを持っていまして、これ1枚持っておいたらOK的な美味しいアルバムです。

かなりの部分で修正が施されているのは周知ですが、んな事は別にいいんです。

生々しさよりは、商品としての完成度が高いライブ盤ですな。

RUST IN PEACE LIVE / MEGADETH (2010)
ラスト・イン・ピース・ライヴ / メガデス

Megadeth Rust In Peace Live 2010 FULL SHOW (W/ Bonus Material)

1990年に発表された名盤「ラスト・イン・ピース」を、2010年にライヴで完全再現した時のツアーを録音。

なんと20年越しですよ。

残念ながらスタジオ盤録音時のメンバーはヴォーカリスト・ギタリストのデイヴ・ムステイン(大佐)とベーシストのデイヴ・エレフソン・ジュニアだけですが、彼等さえいればメガデスと言って差支えないので、ヨシです。

観客の喜び方も含めて、テンションが高いライブを聴かせてくれます。

ただし、大佐の声はかなり苦しそうです。

ALCOHOL FUELED BREWTALITY LIVE! / BLACK LABEL SOCIETY (2001)
アルコール・フュエルド・ブリュータリティ・ライヴ! / ブラック・レーベル・ソサイエティ

BLACK LABEL SOCIETY – ALCOHOL FUELED BREWTALITY LIVE! (Live)

オジー・オズボーンのライヴ盤ではギターを弾いていたザック・ワイルドが率いるヘヴィ・メタル・バンドの2000年録音のライブ音源。

ザックの超ヘヴィながら弾きまくる、重戦車の爆走みたいなライヴが炸裂しています。

オジーの元で作った曲「ノー・モア・ティアーズ」の激烈低音バージョンも演奏されていますが、このバージョン、最高にカッコいいんですよ。

音圧が気持ち良い好盤です。

ASTRO-CREEP:2000 LIVE SONGS OF LOVE,DESTRUCTION AND OTHER SYNTHETIC / ROB ZOMBIE (2016)
アストロ-クリープ:2000・ライブ・ソングス・ラヴ, デストラクション・アンド・アザー・シンセティック / ロブ・ゾンビ

Astro-Creep: 2000 Live – Songs Of Love, Destruction And Other Synthetic Delusions Of The Electric Head (Live At Riot Fest)

このライヴ・アルバムもまた「完全再現」系で、1995年発表の「Astro-Creep: 2000 – Songs of Love, Destruction and Other Synthetic Delusions of the Electric Head」(←長過ぎ)を、2016年に行ったライヴで完全再現した模様を録音。

当時はロブ・ゾンビ名義ではなく、バンド「ホワイトゾンビ」として発表したアルバムでした。

このアルバムが密かに名盤でして、後に一般化した、インダストリアルなメタルや、ヒップ・ホップ、ダンス・ミュージック、パンク、などなどを見事にごちゃ混ぜにした感じです。

これがまた完成度高くって最高なんです。

LIVE / AC/DC (1992)
ライヴ / AC/DC

AC/DC – LIVE (Collector’s Edition)

重鎮AC/DCのライブ盤は1992年発表、名盤「レイザーズ・エッジ」発表後のツアーを録音。

後に修正や編集を加える前の状態が海賊版として出回った事もあって、ファンによってどんな部分に手を加えたのかが解明された事でも有名です。

選曲はベスト盤的な意味合いも強いですね。

生々しさよりは完成度というタイプのライヴ盤ですね。

20 YEARS OF DARK INSANITY JAPAN TOUR 2016 / BLACK EARTH (2017)
20 イヤーズ・オブ・ダークインサニティ・ジャパン・ツアー 2016 / ブラック・アース

Black Earth 20 Years of Dark Insanity – Live in Japan 2016

マイケル・アモット率いるアーク・エネミーが、結成20周年を記念して、ファースト・アルバム制作時のメイン・ヴォ-カリストであったヨハン・リーヴァを呼び戻しての、1stアルバム全曲ヤリマス・ライヴを録音。

このツアー、日本だけだったんですよ。

なので観客は全員日本人ですが、忠誠度の高さが異常です。

プレイの生々しさに加えて、ライブ・ハウスの熱気がこれでもかとあふれ出してくる内容に。

メンバー達もプレイのタフさにかなり苦労したという程の耐久ライブは、演奏の緊張感も凄まじいです。

ヨハンの声が意外にも超出てるんだよなー。

RAW LIKE SUSHI II / MR.BIG (1992)
ロウ・ライク・スシ2 / ミスター・ビッグ

Mr Big – Live & Kickin [Raw Like Sushi II] 1991 Full

日本人が大好きな海外HR/HMバンド筆頭、ミスター・ビッグのライブ・アルバム、その名も「ロウ・ライク・スシ」。

しかも紹介するのは「2」です。

彼等の絶頂期の演奏が聴けます。

この頃はまだ仲良かったんだろうなあ(その辺りの話はまたいずれ)。

彼等は本当に全員が歌えるバンドなので、ライブでのコーラス・ワークも聴きどころですが、なんと言ってもギタリストのポール・ギルバートとベーシストのビリー・シーンが聴かせてくれる、ハイ・テンションなぶつかり合いが最高です。

【オマケ】LIVE CORRUPTION / NAPALM DEATH (1992)
ライヴ・コラプション / ナパーム・デス

Napalm Death – Live Corruption [Official FULL LIVE SHOW]

最後に一つだけオマケを。

グラインド・コアの始祖的存在である彼等、ナパーム・デスのライブ盤を紹介します。

かなり初期の段階でライブ盤を発表していました。

この音楽世界で、でライブを録音して発表してしまうという発想も凄いのですが、演奏の質が異常に高いのは見逃せません。

フロアは、ステージ・ダイヴとモッシュで無茶苦茶ですが、これは正しい作法です。

最後に

いかがでしょうか。

フルで聴いてみたくなるライヴ盤は見つかりましたでしょうか。

ライヴ盤から入るっていう出逢い方もアリだと思うんですよね。

あなたの音楽大陸が広がれば幸いです。■■