懐かしさを纏ったセンスが素敵なスウェーデンの若手バンド、オドカルト
今日の一曲-051
2018
LUNA / ODCULT
ルナ / オドカルト
オドカルトの2018年発表2nd「イントゥ・ジ・アース」から大好きな曲を紹介しておきます。
まだ2作しか作っていないんだけど、十分な貫禄を既に身に纏っていると思いませんか。
サウンドや音楽性は1970年代のドゥーミーなフィールやサイケデリック・ロックへのリスペクトを強く感じる内容なんです。
3ピース・バンドならではの、剥き出しのグルーヴが全編を貫いています。
僕は3ピースに弱いんですよねクドいかもしれませんが。
限られたリソースの中でどうやってオリジナリティを獲得するかっていうチャレンジに、強い共感を覚えるんです。
若いバンドが、1960年代、1970年代、の音楽やミュージシャンにリスペクトして新たな作品を生み出す流れに、なんだか僕は安心感を感じます。
古き良き芸術が、現代の芸術家によって再構築されたり再発見されたりするのは、芸術の姿として正しい気がするからです。
単なる解雇主義を称賛したいわけじゃないんですよ、それはそれでクラシカルなものを後世に残すという意味として、重要な役割があるとは思いますけどね。
ODCULTの音楽を聴くと、怪しい雰囲気だった1970年代あたりの混沌とした空気を疑似体験できるような気がしてきませんか。
もちろん当時のコトなんて僕は知らないのだけど、きっとこんな雰囲気だったんだろうなって気分になってくるから不思議です。
音楽って、そういう不思議な感覚を時々呼び起こすコトがあるんですよね。
彼らは、2014年デビューの、スウェーデンのバンドです、ご存じなかったかたは要チェックでお願いします。
ある種、人間椅子にも通じる哀愁があると思いませんか。
最後に
音には関係ないけど、ジャケットも最高でしょ、むちゃくちゃセンスいいなって思った。
イメージ戦略バッチリ。■■
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