1990年代のロマン主義を表現していたバンド、スマッシング・パンプキンズ

今日の一曲-052

1991
BURY ME / SMASHING PUMPKINS
バリー・ミー / スマッシング・パンプキンズ

スマパンがグランジかといわれると、僕としては少しだけ違和感があります。

もちろんそう言った要素はあるのでしょうけど、オルタネイティヴな印象の方が強いと感じるからです。


グランジ特有の陰鬱さや暗さとは一味違った風合いだと思うんですよね。

ヘヴィ・ロックが持つマイナー・コードの重たさはあれど、結構ポジティブなイメージじゃないですか?

彼らの活動は、1988年から2000年までが一旦の区切りです。

この12年の間に、グラミー賞ノミネート10回、4枚のアルバムがプラチナムに認定という、超売れっ子バンドだったわけです。

当然、1990年代に世界を席巻したオルタナ・グランジの潮流が後押しした事は間違いないでしょう。

英国的な香り

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彼らの音楽世界の特徴として、メランコリックなロマン主義というヤツがあります。

どんよりしていてもメルヘンが随所に顔をだす感じ。

これはアルバムを通して聴くとよくわかるコトで、激しいリズムや過激な曲調一辺倒で押し込むというコトがなく、必ずメルヘンが介在するんです。

これは他のグランジ勢にあまりはなかったアプローチだったなって思います。

アメリカのバンドなんだけど、イギリス的な香りがするっていうか。

この曲は1991年発表のデビュー・アルバム「ギッシュ」に収録されています。

1991年と言えば、ニルヴァーナの「ネヴァー・マインド」が発表された年で、まさにこの時からHR/HM冬の時代が始まったタイミングでしたね。

リズム隊がイケてる

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演奏面でいうと、全部いいと思いながらつい耳を奪われるのはリズム隊の貢献なんですよね。

スペーシーでふわふわした曲でも、時々ハっとするようなグルーヴが顔を覗かせる感じ。

ベーシストのダーシーは女性で、彼女のプレイはいつもクールで、なんだったら演奏にはあまり興味がなさそうに見えたりするんですけど、大好きでした。

最後に

初めて聴かれる方は、リズム隊にフォーカスして聴いてみてください。

なかなかの事やっていますから。■■


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