歴史的有頂天だった時代のアンセム

今日の一曲-041

DR. FEELGOOD / Mötley Crüe

LAメタル、またはヘア・メタル。

なんてカッコよくて軽薄で胸躍る言葉でしょうか。

その昔主に1980年代に世界中が能天気で浮かれていた頃、世界中を席巻した音楽的ムーブメントがありました。

その潮流LAメタルは、多くのロック・スター、メタル・スターを生み出しましたが、やがてやってくる1990年代「メタル冬の時代」を生きのびる事できたグループは極めて少ないのです。


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多くは時代の要求に従いバンドの方向性を転換させ、しかし慣れない方面での苛烈な競争の中に消えていったわけです。

あるいは、自分達の信じた道をブレるコトなく突き進み、結果的にシーンでの存在感を失う事となりました。

エンタテインメントは残酷だとつくづく思います。

イイ時というのは晴れやかで豪華で華美で、称賛の雨が降り注ぎます。

しかし過去、どんなに成功を収めた実績があったとしても「今」が最も重要で、時代と寄り添う事に失敗したエンタティナーは、人々の記憶から一瞬で消えてしまうのですから。

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さてLAメタルに話を戻します。

1980年代を走り抜けた多くのバンドの中で、奇跡的に生き残ったグループがいくつかあって、その内の筆頭がモトリー・クルーといっていいと思います。

彼らはLAメタルそのものともいえるんじゃないでしょうか。

派手なステージング、見た目に判りやすい当時のイケメン、判りやすくキャッチーな楽曲、どれもが浮かれていた時代を見事に体現していると思います。

ただ彼らはただ派手で能天気だっただけでは、もちろんありません。

楽曲が抜群に良かった、いやいい過ぎたな、抜群に良い曲も中にはあった、かな。

事実、アルバム全体で見ると、2~3曲はアルバムに入れなくても良かったんじゃないかなあと思えてしまう作品もあったりします。

しかしそんな事は重要ではないんですよね。

誰の心にも残るキャッチーさを兼ね備えた曲を、アルバムにできれば2曲、最低1曲あれば、あとはMTVでの広告戦略を展開してツアーが組める、そんな時代だったんです。

もちろんそのキャッチーさを表現する事がまず途轍もなく難しいワケなんですが、モトリー・クルーはそれができた。

だからアルバム毎に2~3曲は素晴らしい曲が収められているけど、その他は割と凡庸な曲だったりもします。

この辺りは好みもあると思いますので、華麗にスルーしてくださいね。

「ドクター・フィールグッド」はモトリー・クルーの代表曲といえると思います。

一度聴けばすぐに一緒に歌えるシンプルなサビと、しっかりメタル然としたギター・リフがカッコいいですよね。

ヴォーカリスト、ヴィンス・ニールの声も個性的で、彼の声マネをしているかのようなヴォーカリストが一時期シーンに溢れていたものでした。

彼らの曲もまた、何曲か紹介したいなと思っています。■■


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