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メタリカのスタジオ・アルバム、デラックス版が色んな意味で凄い

メタリカさんのスタジオ録音としては最新盤の「ハードワイヤー:トゥ・セルフ-ディストラクト」が発売されて結構経ちますけども、皆さん如何お過ごしでしょうか。

なんやかんやの文句を言いながらちょいちょい聴いているんですよね。僕も好きモノですなー///。


アップル・ミュージックでダウンロードしたにも関わらず板(CDメディア)でも買っています。

これまでメタリカさんの総てのアルバムを板で購入して来たので今更やめるわけには行かないってなもんです。

で今作はデラックス版なるパッケージが同時リリースされていまして、本編以外にも追加で1枚のディスクが封入されているんですね。

この3枚目はボーナス・ディスクとして、ファン向けのコレクターズ・アイテムという位置づけなんでしょう。

この内容について一言物申しておきたいと思いましたので、書き綴ってみようと思います。

ボーナス・ディスクの内容

Disk3

  1. ローズ・オブ・サマー (2014年発表オリジナル楽曲の2016年ヴァージョン)
  2. ロニー・ライジング・メドレー
  3. ブラインド・マン
  4. リメンバー・トゥモロー
  5. ヘルプレス (ライヴ)
  6. ヒット・ザ・ライツ (ライヴ)
  7. ザ・フォー・ホースメン (ライヴ)
  8. ライド・ザ・ライトニング (ライヴ)
  9. フェイド・トゥ・ブラック (ライヴ)
  10. ジャンプ・イン・ザ・ファイアー (ライヴ)
  11. フォー・フーム・ザ・ベル・トールズ (ライヴ)
  12. クリーピング・デス (ライヴ)
  13. メタル・ミリティア (ライヴ)
  14. ハードワイアード (ライヴ)

とまあこんな感じです。

未発表曲とコンピ参加時の音源、そしてLive音源です。

わかり易いですね、ファンなら欲しい(orファンしか要らない)という内容です。

未発表曲

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ファンとしてはメタリカさんの作った曲なら出来不出来に関わらず総てを聴いてみたいものです。

未発表ってー事はつまり一軍落ちした楽曲達ですから本当に聴くに値する作品かという問題はあるわけですが、そんな事を気にしている間はファンを名乗っちゃぁいけません。

そういう話を飛び越えた領域でメタリカさんに触れているのてすから、損得を持ち出すなんて愚問、無粋、失笑、退場です。

つーわけで、曲の出来栄えはまーまーです。

悪くないよね?くらいの気軽な付き合いが出来る曲とてもいいましょうか、ま、そんな感じ。

コンピレーション参加曲

かの名シンガーにして数々の大御所バンドを渡り歩いたメタル・レジェンドである、ロニー・ジェイムズ・ディオの追悼コンピレーション盤に提供した、彼の名曲をメドレーにしたナンバー。

もうね。選曲がヤバいです。

こんな選曲を許されるなんて、流石はメタリカさんです、超代表曲ですからね。

これを機会にお若いモッシュッシュ・メイト諸兄にも是非原曲音源も聴いてもらいたいですが、メタリカさんのカバーもなかなか良いです。

いや、むっさ良いです。

良く知られた事ですがメタリカさんはカバーの名手なんですよ。

このメドレーはむうっさイイので、原曲を知らない諸兄も是非聴いてください。

で、ディオに興味が湧いたら是非彼の作品も聴いてみて欲しいですね。

ライブ音源

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これまでもシングルのカップリング曲として数々のライブ音源をリリースして来ましたし、そもそもライブ盤も存在していますから、今更ボーナスとしての目新しさはない、ハズなんですが、今回のは一味違います。

というのも、2016年のライヴ音源でありながら、初期の曲ばかりがピックアップされた選曲なんですね。

そういった趣旨のツアーを組んでいたんでしょう、1stアルバムや2ndアルバムの名曲がズラリと並びます。

クリーピング・デスやフォ・フーム・ベル・トールズなどはこれまでにもライヴで多く演奏されて来た楽曲ですが、ヒット・ザ・ライツやメタル・ミリティアなどは当時のふっるい映像やブートレグなどでは御馴染みだったものの、公式音源としては結構珍しいんですよね。

しかも2016年という直近の音源で。

まYoutubeあたりではチョイチョイあがってましたけど、公式音源としてリリースされる事に意味あるワケですよね。

しかも、いいおっさんになった彼等が1stや2ndの曲を演奏するという部分に、強烈な期待と不安が湧き起こります。

あの声出るのか……?

そうです、初期のメタリカさんはモロにNWOBHM(New Wave Of British Heavy Metalの略。1970年代末頃に流行ったイギリス発信のメタルムーヴメントの事)。

影響を強く受けていた事もあって、今のジェイムズからは考えられないようなハイトーンボイスで叫びまくっていたのです。

スレイヤーも1stでは金切り声でしたしね。

で聴いてみました……。

声全然出てない!

いえ、判っていますよ、20年以上前の曲を今演奏してそのままのクオリティで求めようなんて思っていません。

ですのでフェイクでもいいしなんだったら低音ヴォーカルにリアレンジしてくれたっっていいと思っていました。

重要なのは、今の彼等が演奏する、という事そのものなのですから。

だのにジェイムズったら頑張っちゃってるんですよね。

僕は生涯で初めてです、メタリカさんの曲を聴いて爆笑を抑えられなくなったのは。

でもそんなジェイムズだって僕は大好きです。

彼きっと真面目な性格なんですよね。

愛すべきメタル親父としての側面を発見出来たので、ファンとしてはやはり嬉しいのです。

ファンとはそういうもんです。

最後に

というワケで、古いファンにこそこの音源は聴いてもらいたいのです。

是非聴いて、おちゃめなジェイムズをもっと好きになってください。

最近のメタリカさんの曲はどうもなぁ、と思っているあなた、このDisk3だけでも是非に。■■


AppleMusicで聴く

2021年9月29日HR/HMエッセイ,おすすめのアルバムMetallica

Posted by tsuyoshi