日本のメタルコア・バンドに伊東四朗がいるのか?!と思ったら違っていた件

今日の一曲-061

2018
POWER / HER NAME IN BLOOD
パワー / ハー・ネーム・イン・ブラッド

日本のバンドもね、2018年発表の現時点スタジオ盤最新の4th「POWER」からタイトルトラックです。

ハー・ネーム・イン・ブラッドらしい、力強いメタルコア・ナンバー。


圧し潰すような発声の歌は彼らの特徴の一つで、オープニングでこのまま低音ウネウネ系で押してくるのかなあと思ったらサビメロで哀愁が放たれる、つー展開はわかっていてもグっとくる。

ズルいね、いい意味で。

どんなジャンル、カテゴリにおいても音楽としてサビ・メロがキャッチーというコトは、正義だと思います。

全ての楽曲がそうあるべしとは思いませんが、わかりやすさはリスナー拡大へのシンプルな解答の一つでしょう。

これはメタル・コアだってブラック・メタルだって同じだと思うんですよね。

キャッチの意味は人によってその定義が変化しますし、時代によっても変化するだろうし、土地によっても、かもしれません。

ただその曖昧模糊とした難題に、いくつの答えを生み出せるか?がアーティスト、ミュージシャン、のテーマでもあるんじゃないでしょうか。

色々あった後の復活作

彼らは色々の苦難を乗り越えて気がつけばもう10年選手ですよ。

2008年の結成以降、かなりトントン拍子でバンドはステップ・アップしていたんですよね、彼ら。

メガデスやアンスラックスのオープニング・アクトをこなし、サマ・ソニはもちろん海外のフェスにも精力的に出演していました。

しかしそんな矢先にメンバーがドラッグの問題で逮捕、自粛期間に入ってしまいます。

それが2016年の出来事。

そこから、新メンバーを加えての再起、復活作、がこの4thなんですよね。

今作の出来栄えはかなり良いと感じました。

何というか、より振り切った印象です。

イケピー(ヴォーカリスト)の歌は、グロウルやシャウトももちろんいいのだけど、中音域から高音へのあたりでじっくり歌い上げる感じが1番素敵だと思います。

力強さと優しさがマーブルを描くようで胸を締め付ける感じ。

心地よい拘束感。

最後に

アルバムを通して聴いてもらえれば、イケピーがしっかり歌えるヴォーカリストだってコトがよくわかると思います。

楽曲のセンスもいいセン突いてくるんだよね。■■


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