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世界最強のシンプル・イズ・ベスト案件がAC/DC

今日の一曲-059

1990
THUNDERSTRUCK / AC/DC
サンダー・ストラック / エーシー/ディーシー

どうでしょう、AC/DCで一番華やかな曲ってコレでしょうか。

アルバムも無茶苦茶売れましたしね。

1990年発表の12thアルバムで、USチャート最高2位、UKチャート最高4位でした。


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何が凄いって、12枚ものアルバムを作ってきて、そこでまだ代表作といえる作品を生みだしてしまうそのバイタリティが異常だと思いませんか。

正直、大抵の場合でバンドの最高傑作や代表作って、1~4作目に生まれてしまうものでしょ。

12枚目のアルバムに、そのバンドを代表してしまう可能性があるような曲を収録出来るケースって、本当にAC/DCだけなんじゃいかって思うんです(このバンドがあるぞ!っていう情報あったら是非教えてください!)。

主にルックスが武骨なせいなのか、永らく日本では大きく評価されていないんですよね。

このアルバム、僕のようなHR/HM信徒には経典のような存在なんですが、友人の間でも知らない人の方が圧倒的に多いです。

世界的には世代やスタイルをまたいで多くのミュージシャンやファンに支持されているモンスター・バンドなのにね。

シンプルで最強

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曲を聴いてもらえば判ると思いますが、複雑な構成やあからさまにテクニカルな演奏は一切含まれていません。

ただひたすらにストレートでシンプルなミッド・テンンポ8ビートを繰り出すんです。

テクニック的には難しいコトをしていないといえるんですが、このグルーヴ感や一体感、破壊力、はそうそう作り出せないコトを僕は知っています。

というのも昔何度も何度も繰り返しAC/DCをコピーしたコトがあったんですよ、自分のバンドで。

耳コピして一旦は演奏ができあがるワケですが、どうしても「こうならない」という状況から脱出出来ませんでした。

何度も何度も繰り返しリハーサルを重ねるのに、この一体感には近づけなかったんです、まあ単純に下手だったんでしょうけども。

でもその経験を経て僕は8ビートの奥深さを知りました。

アクセントとバック・ショットを再認識しました。

最後に

いってみればAC/DCは剥き出しの素材と限られた調理のみで勝負する料理のようです。

シンプルなリズムとストレートなリフは、一つまみの香辛料。

ブライアンの声やアンガスのステージングは素材本来がもつ良さを表現した結果。

流行り廃りで左右されない、頑固一徹なハード・ロック親父が作る、素朴でありながらいつ迄も味が染み出る楽曲の数々を、僕は死ぬ迄しがんでいたいんです。■■


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