【視聴まとめ】DOWNLOAD JAPAN 2022の出演バンド決定!全バンドの代表曲を一気にチェック!
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DOWNLOAD JAPAN 2022がもうすぐ開催ですね。2022年08月14日(日)幕張メッセで09:30からスタートします。2019年での開催を最後に、コロナの影響で延期され続けた当イベントが、やっと帰ってきてくれて嬉しい限りです。
全9バンドとやや少ない印象ではありますけどもなかなか面白いラインナップになっているんじゃないでしょうか。このイベント開催を応援するために、全出演バンドのプロフィールと代表曲の動画をまとめてみました。知らないバンドのチェックにご活用くださいませ。
BAND-MAID(バンドメイド)
- 2013年に東京で結成された、ハードロック・バンド
- デビューからメンバーは変わらず、小鳩ミク(こばと ミク):Gt.&Vo.&Lyrics、SAIKI(サイキ):Vo.、KANAMI(カナミ):Gt.、AKANE(アカネ):Drs.、MISA(ミサ):Ba.、の5人。
- 2021年迄に、7枚のアルバムを発表している
もうすぐ10周年も迎えようとしている彼女達は、今回オープニング・アクトというポジションながら海外ツアーの経験も豊富で、人気・実力共に充分のバンド。メイドのコスチュームから、緩いガールズ・ポップを連想しがちですがさにあらず、シッカリ骨太のハードロックを聴かせてくれます。日本語をしっかり聞き取れる歌唱が最高ですし、楽器陣のプレイもキレが良く、聴きどころの多いグループです。今後も要チェック。
BAND-MAID / Thrill (スリル) (Official Music Video)
BAND-MAID / REAL EXISTENCE (Official Music Video)
BAND-MAID / Choose me (Official Music Video)
THE HALO EFFECT(ザ・ヘイロー・エフェクト)
- 2021年にスウェーデンで結成された、メロディック・デス・メタル・バンド
- メンバー全員が元IN FLAMES(イン・フレイムス)の歴代メンバー、Jesper Strömblad(イエスパー・ストロムブラード):Gt.、Mikael Stanne(ミカエル・スタンネ):Vo、Niclas Engelin(ニクラス・エンゲリン):Gt.、Peter Iwers(ピーター・イワーズ):Ba.、Daniel Svensson(ダニエル・スヴェンソン):Drs. で構成されている
- 2022年08月12日に1stアルバム「Days Of The Lost」を発表予定
北欧メロディック・デスメタルの老舗、イン・フレイムスのバンドメイトが終結した、という話題性だけでイエテボリ・デスのファンには感涙でしょうか。良い意味で「あの感じ」を高い品質で聴かせてくれるバンドで、イントロから歌からギター・ソロまで、北欧の湿り気を帯びた憂いのあるプレイが飛び出します。そりゃイエスパーが弾いてるんだから当たり前ですか。更にミカエル・スタンネが歌うとは、相変わらずダートラ(DARK TRANQUILLITY)とは繋がり深いですねえ。昨今のメタルコア化したイエテボリの重鎮達とは違い、純然たるヘヴィ・メタルにルーツを持った原始メロデス剥き出しの音楽性は、明らかに日本人好みでしょう。初期イン・フレイムスが好きなら、絶対ハマります。初めて聴いてもいきなり楽しめてしまうような説得力を持つ彼ら、早くフルレンス・アルバムを聴きたいですね。
THE HALO EFFECT – Days Of The Lost (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
THE HALO EFFECT – Feel What I Believe (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
THE HALO EFFECT – Shadowminds (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
CODE ORANGE(コード・オレンジ)
- 2008年に当時まだ高校生だったメンバーにより米国ペンシルベニア州ピッツバーグで結成された、ハードコア・パンク・バンド
- メンバーはEric Balderose(エリック・バルデローズ):Vo.(2008–present)&Key.&Programming&Electronic percussion(2016–present)&Gt.(2008–2017, 2021–present)、リーバ・メイヤーズ(Reba Meyers):Vo.(2008–present)&Gt.(2011–present)&Ba.(2008–2011)、Jami Morgan(ジャミー・モーガン)Vo.(2008–present)&Drs.(2008–present in studio; 2008–2020 live)、Joe Goldman(ジョーゴールドマン)Ba.(2011–present)、Dominic Landolina(ドミニク・ランドリーナ)Gt.(2017–present)、の5人
- 2020年迄に、4枚のアルバムを発表している
- 2018年メタル・ハンマー・ゴールデン・ゴッド・アワード受賞、2018年ケラング・アワード受賞
2008年の結成から2014年まではコード・オレンジ・キッズとして活動していた彼ら、ハードコアというジャンルにカテゴライズされてはいるものの、創っている楽曲は非常に幅が広く、パンク、ハードコア、グランジ、メタルコア、インダストリアル、等々、様々な手法で攻撃的イメージを聴かせてくれます。またメンバーが固定のパートを担当していないのも特徴の一つで、曲によってヴォーカル、ギター、ドラム、が入れ替わりますが、いずれの編成でも強烈なアグレッションを内包したエクストリーム・サウンドの金太郎飴です。デジタル・サウンドを大胆に取り入れたアレンジの楽曲もあり、こう見えて非常に起用なグループと言えるでしょう。ライブが盛り上がる事必至です。
Code Orange – Swallowing The Rabbit Whole [OFFICIAL VIDEO]
Code Orange – Underneath [OFFICIAL VIDEO]
Code Orange – Forever [OFFICIAL VIDEO]
AT THE GATES(アット・ザ・ゲイツ)
- スウェーデンはヨーテボリで1990年に結成されたメロディック・デスメタル・バンド
- 1996年に解散した後2007年から2008年にかけて一時的に活動を再開し、その後改めて2010年に再結成を果たし現在も活動を続けている
- デビュー後ギタリストのメンバー・チェンジが2回あったが現行メンバーは、Tomas Lindberg(トーマス・リンドバーグ):Vo.、Martin Larsson(マーティン・ラーソン):Gt.、Jonas Stålhammar(ヨナス・ストールハマール):Gt.、Jonas Björler(ヨナス・ビョーラー):Ba.、Adrian Erlandsson(エイドリアン・アーランドソン):Drs.、の5人編成。
- 2021年迄に、7枚のフルレンス・アルバムを発表している
続いてコチラも北欧メロ・デスの重鎮が登場です。今やすっかりメタルの1ジャンルとして定着した感もある、北欧系メロデスの開祖たる一団に含まれていたのが、まさに彼等。1995年4th「Slaughter of the Soul」を長年愛聴しているメロデス・ファンがきっと多い事でしょう。伝統的なヘヴィ・メタル的メロディを帯びたギター・ワークによる強烈な哀愁/悲壮を感じさせる楽曲が特徴的で、グロウルではなくシャウト、スクリーム系のヴォーカルが音の世界観にマッチしています。同郷のイン・フレイムスやダーク・トランキュリティに比べるとバンドのイメージがやや地味かもしれませんが、ソコがまた職人的でかっこいいんですよね!メンバーが様々なプロジェクトに参加しまくっている事でも有名です。
At The Gates – Blinded By Fear [Official Video]
AT THE GATES – To Drink From The Night Itself (OFFICIAL VIDEO)
AT THE GATES – Death And The Labyrinth (OFFICIAL VIDEO)
SOULFLY(ソウルフライ)
- ポスト・スラッシュ・グループの一つとして、元SEPULTURA(セパルトゥラ)のMax Cavalera(マックス・カヴァレラ)が1997年に、 アメリカ合衆国アリゾナ州フェニックスで結成
- Max以外ノメンバーは非常に流動的だが、2015年以降は、Max Cavalera(マックス・カヴァレラ):Vo.&Gt.(4弦)、Marc Rizzo(マーク・リゾ):Gt.、Mike Leon(マイク・レオン)Ba.、Zyon Cavalera(ザイオン・カヴァレラ):Drs.の4名で安定している※ZyonはMaxの実子
- 2015年迄に10枚のフルレンス・アルバムを発表している
マックス・カヴァレラの、ブラジリアンとしてのアイデンティティを強烈に叩きつけるのが、このバンドのスタンスでしょう。彼等のルーツたる民族的なリズムや旋律が随所に配置されていて、そこにメタリックなギターとマックスの咆哮が加わり、強烈な個性を発散しています。ハードコア・パンクの突進力も強烈な持ち味で、シンプルなリフの殺傷能力が高いのは、あたかもシャーマンによる呪術的な旋律の応酬にも聞こえます。筆者にとって、もはや何というかワールド・ミュージックとして聴いて楽しめる感覚がありますね。ライヴは初見でも絶対楽しいに決まっていますよね。
Soulfly – Prophecy [OFFICIAL VIDEO]
SOULFLY – Under Rapture feat. Ross Dolan (OFFICIAL LYRIC VIDEO)
Soulfly – Back To The Primitive [OFFICIAL VIDEO]
STEEL PANTHER(スティール・パンサー)
- 1980年代の音楽スタイルをリバイバルしたグループで、L.A.ガンズに在籍していたMichael Starr(マイケル・スター)を中心に、ロサンゼルスで2000年に結成
- 結成以来、Michael Starr:Ralph Saenz(マイケル・スター):Vo.、Satchel:Russ Parrish((サッチェル):Gt.、Stix Zadinia:Darren Leader(スティックス・ザディニア):Drs.、Lexxi Foxx:Travis Haley(レキシー・フォックス):Ba.の4人編成で活動を続けていたが2021年にLexxi Foxxが脱退している
- 2017年迄に4枚のフルレンス・アルバムを発表している
1980年代のヘアメタルをオマージュした、というかリスペクトした、というかパロディしたバンド。ぱっと見の印象でライトなポーザーに見えるかもしれませんが、演っている楽曲はしっかりハイクオリティでかっこいいです。丁度昨今は、80’リスペクトのコンテンツも多く楽しまれているような状況がありますし、彼らの用かが高まってきているのもうなずけます。メンバーはしっかり演奏技術もパフォーマとしてのエンタメ性も兼ね備えていますから、ライブを盛り上げてくれる事は間違いないでしょうね。
Steel Panther – Death To All But Metal (Explicit)
Steel Panther – Community Property
Steel Panther – She’s Tight ft. Robin Zander
MASTODON(マストドン)
- ジョージア州アトランタにで2000年に結成
- Troy Sanders(トロイ・サンダース):Ba.&Key.&Vo.、Brent Hinds(ブレント・ヒンズ):Gt.&Vo.、Bill Kelliher(ビル・ケリハー):Gt.&Vo.、Brann Dailor(ブラン・デイラー):Drs.&Vo.、というメンバーで2001年のデビュー以来活動を続けている
- 2009年のアルバム「Crack the Skye(クラック・ザ・スカイ)」はブレンダン・オブライエンをプロデューサーに迎え、全米チャート初登場11位を記録した
- 2017年迄に7枚のフルレンス・アルバムを発表している
- ててて
今や重鎮の風格を持っている、2000年代のメタルを語るうえでは外せないグループです。エクストリームな作風を持ちながら、プログレッシヴな複雑さも併せ持ち、一筋縄ではいかない音楽世界を聴かせてくれます。サイケデリック・ロックやパンクロック・ハードコア、などなど様々な音楽性を内包した、知能指数が高いバンドという印象でしょうか。とは言え、スラッシーな突進力が気持ちいバンドでもありますから、古参のメタル・リスナーにも是非聴いてもらいたいですね。
Mastodon – Teardrinker [Official Music Video]
Mastodon – The Motherload [Official Music Video]
MASTODON – “Blood and Thunder" (Official Music Video)
BULLET FOR MY VALENTINE(ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン)
- 1998年にウェールズはミッドグラモーガン州ブリジェンドにて結成
- 2004年に英国で発表したミニ・アルバムが高評価を受け、2005年にデビューアルバム「The Poison(ザ・ポイズン)」を発売、同年のロックフェス『サマーソニック』への出演で初日本公演を果たした
- アルバムを発表する度音のイメージが変わるのが初期の特徴で、1stはエモ、2ndがスラッシュ/メタルコア寄り、3rdは正統派メロディアスより、とアルバムごとにサウンドが異なる
- 2021年迄に7枚ノフルレンス・アルバムを発表している
でました超売れっ子。デビュー作からイキナリ売れてしまった彼らですが、一発屋で終わる事なく新作をコンスタントに発表し続けてくれています。2000年以降、メタルの主流といえば彼らのようなメタルコア寄りの楽曲を指すことが多いように思います。とはいえ、メンバーは1980年前後の生まれなので、90年代に世界を席巻した、グルーヴ・メタルやデスラッシュの要素が根底にあるように感じます。適度にメロディを配したヴォーカルラインもとっつきやすく、初見でのすんなりと受け入れられるんじゃないでしょうか。去年発表された新作も素晴らしいですよ!
Bullet For My Valentine – Tears Don’t Fall (Official Video)
Bullet For My Valentine – Riot (Official Music Video)
Bullet For My Valentine – Parasite
DREAM THEATER(ドリーム・シアター)
- 1985年、ボストン市のバークリー音楽院に通っていたJohn Petrucci(ジョン・ペトルーシ)、John Myung(ジョン・マイアング)、Mike Portnoy(マイク・ポートノイ)の3人にペトルーシとマイアングのバンド仲間のKevin Moore(ケヴィン・ムーア)が参加し、4人編成のバンドとして活動を開始した
- 米国産プログレッシブ・メタルの草分け的存在として知られ、どの楽曲も複雑な変拍子の楽曲に、メタリックでヘヴィなサウンドを融合させていてる
- YES(イエス)、GENESIS(ジェネシス)、LASH(ラッシュ)などの構築美を表現したプログレッシブ・ロックと、IRON MAIDEN(アイアン・メイデン)やMETALLICA(メタリカ)などのドラマチックな展開のあるヘヴィ・メタルの、双方に影響を受けている
- 1989年Charlie Dominici(チャーリー・ドミニシ)をヴォーカルに迎え1stアルバムを発表するがじき離脱、1991年にJames LaBrie(ジェイムズ・ラブリエ)が加入した。
- 1992年に2ndアルバム「Images And Words(イメージズ・アンド・ワーズ)」を発売、大ヒットを記録し彼らの存在感を印象付けた
- 2021年迄に15枚のフルレンス・アルバムを発表している
本イベントノヘッドライナーは彼らです。2022年4月3日、アルバム「A View From The Top Of The World(ア・ヴュー・フロム・ザ・トップ・オブ・ザ・ワールド )」の収録曲「The Alien」が、第64回グラミー賞最優秀メタル・パフォーマンスを受賞したのは記憶に新しいところでしょう。バンドがグラミー賞を受賞するのは意外にも今回が初めての事です。ヘヴィかつメロディアスな楽曲に、多用される変拍子という作風はもはやドリーム・シアター印。しかし彼ら程メロディと変拍子の合わせ技が練られているバンドはいないでしょう。早くから日本での人気も高く、これまでに何度も来日公演を実現してくれています。筆者も、1992年の初来日公演には参戦しましたが、ライヴのクオリティが異常なまでに高かったのを今でも覚えていますね。名曲が多い彼らですので、過去作もしっかり予習復習してから、ライヴに臨みたいですね!
Dream Theater – Pull Me Under [OFFICIAL VIDEO]
Dream Theater – Take The Time [OFFICIAL VIDEO]
DREAM THEATER – Untethered Angel (OFFICIAL VIDEO)
Dream Theater – Invisible Monster (Official Video)
最後に
何度も繰り返しになってしまいますが、コロナもやっと落ち着き、こうしてフェスが復活してきているのは本当に嬉しいですね。
ちょっとだけ物足りなさを感じるものの。
日本ではまだマスク着用、大声は出さない、というルールが徹底されていますが、最近開催されたフランスのHR/HMフェス「HELLFEST(ヘルフェスト)」のなんかを見ると、もうコロナなんて全く無関係の環境になっていますね。
早く日本もああなって欲しいと願いつつ、送信ボタンをクリックします。■■
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