女性ヴォーカル+男のバンド・スタイル
この編成も多かったなあ。
バックをスタジオ・ミュージシャン経験を持つ手練れで固めて、フロントは紅一点というパッケージなワケですが、このパターン意外と(?)長続きしているんですよね、結果的に。
一度はブームの終焉と共に解散するものの、2000年代以降に復活を遂げているグループが多いんですよね。
48.LINDBERG(リンドバーグ)


- 1988年活動開始、1989年メジャー・デビュー、2002年解散、2014年活動再開、現在活動中
- 代表曲:Believe In Love、今すぐKiss Me、Little Wing、恋をしようよ Yeah! Yeah!、and more…
’80年代後期バンド・ブームにおいては後半に登場したバンドでしたが、彼女達もまた多くのタイアップを得て様々なメディアでその楽曲を耳にする機会が多かったですね。
シーンが確立し切った段階でデビューしたバンド、と言えるかも知れません。
元々はアイドル歌手としてデビューしたチャンマキ(渡瀬マキ:Vo.)がその翌年に、ロング・ヘアをバッサリ切りロック・バンドとしてデビューしたという変わった経歴のグループです。
しかしリンドバーグとしてデビューして以来の、彼女の元気爆裂パフォーマンスは最高にポジティヴで、一気にスター街道を駆け抜けます。
リンドバ-グの曲はなんというか、聴いていると元気をもらえる感じなんですよね。
今すぐKiss Me(1990)
Little Wing(1990)
Believe In Love(1991)
【CM】富士フィルム AXIA(1993)
49.PERSONZ(パーソンズ)


- 1984年活動開始、1987年メジャー・デビュー、活動休止を挟むことなく、現在も活動中
- 代表曲:Dear Friends、Be Happy、Can’t Stop The Love、7colors、and more…
JILL姐さんです。
JILL(Vo.)と本田毅(Gt.)の二人から始まったこのグループは1988年デビュー、翌年にはTBS系ドラマ『ママハハ・ブギ』の主題歌に名曲「DEAR FRIENDS」がピックアップされ一気に認知度が上がります。
その後もCMソングやTV番組のテーマ曲など、頻繁にタイアップを獲得し存在感を発揮し続けて、今でもアクティヴに活動しているバンドです。
パーソンズの魅力は何といってもJILL姉さんの歌声で、個性的な響きのハイトーンはヌケの良さも手伝って聴いていて心地良いですね。
また結成当時より演奏技術が高いメンバーが揃っていた事もあり、デビュー直後から非常に完成度の高い楽曲、アレンジ、を発表していました。
JULL姐さんはエアロスミスがロックの洗礼だったそうですが、パーソンズではバキバキのハード・ロックではなく、日本人に親しみやすい歌メロと、耳に残るサビを聴かせてくれています。
Dear Friends (1986)
Be Happy (1988)
7 Colors (1989)
【CM】Panasonic ヘッドホンステレオ S-XBS(1990)
50.REBECCA(レベッカ)
- 1982年活動開始、1984年メジャー・デビュー、2015年活動再開、現在活動中
- 代表曲:Frends、Moon、Super Girl、and more…


最後はレベッカですよ。
彼らはブームよりも幾分早いデビューですが、人気の絶頂はシングル「MOON」発表の1988年あたりからでしょうか。
元々はリーダーの木暮武彦(Gt.)が中心となって結成されたグループで、ロック路線のバンドでしたがセールス的には苦戦していました。
1985年、 木暮武彦(シャケ)と 小沼達也(Drs.)が脱退した事を転機として、新規編成となった時に路線変更しシンセポップの方向に向かう事となりますが、この采配が時代にマッチしました。
マドンナやシンディ・ローパーといった海外の歌姫の活躍を背景として、NOKKO(Vo.)のスタイルが確立していきます。
ご存じの通り、 木暮武彦(シャケ) はレベッカ脱退後にレッド・ウォリアーズを結成したわけです。
Friends
Moon
Super Girl
【CM】SONY Liberty(1987)
最後に
いかがでしたでしょうか。
かなりのボリュームになってしまいましたが、当時を振り返るにはまだまだ全然情報が足りない、というのが筆者の正直な感想です。
あのバンドもこのバンドも、泣く泣く今回は見送ったワケなので、何か切り口を考えてエントリ化してみたいなと考えています。
また今回紹介したそれぞれのバンドについても、いずれ深堀するエントリも書いてみたいなと思っています。
最後まで読んでくださり、誠にありがとうございました。■■
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