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【ミカサ / ヴェイル・オブ・マヤ】日系人が放ついわゆる「エモい」ヤツが気持ちイイ

Mikasa / VEIL OF MAYA(2015)

新興エモ勢の中ではかなり好きなグループが彼らです。Aメロはグロウルやシャウトでサビに突然メロディを歌うというテンプレートが心地よいです。


演奏の中にキラリと光るプレイにはメタルの魂を感じます。テクニカルな演奏も、安定感あって気持ちいいですね。

僕としては仮にもしサビ・メロがなかったとしても全然楽しめたろうなと思うのですが、メロディがある事で多くのリスナーに受け入れられていると思いますから、この方向性で正解だなって思いますね。

ゆーて10年以上のキャリア

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新興なんていいつつも、彼ら2004年の結成だから、まあまあの経歴ですよね。この曲は2015年発表の5th「メイトゥリアーク」からです。

ヴォーカルのルーカス・マグヤーは実は3代目でして、グロウルやホイッスル・ヴォイスも安定してますし、クリーンな声もカッコいいしで、なかなかにいい仕事しています。彼はこのアルバムから参加しました。

日系の血が泣きの源泉か

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ただこのバンドのキモは、やっぱりメイン・ソング・ラインテイングを担当しているギタリストのマーク・オオクボだと思いいます。日系アメリカ人なんだそうです。ルックスもカッコいいですね。

彼のロマンティシズムがこのバンドの地下水脈にありつつ、ソコに現代的なアグレッションでコーティングしているという解釈をしています、僕は。

ところでこのアルバム、曲タイトルが全て女性の名前みたいな感じなんです。どういう事かというと、マークが好きな、映画や漫画、アニメの女性キャラクタから名前をいただいたのだとか。てことはこの曲タイトル「ミカサ」は、間違いなくアレですね。その他には、「エアリス」「リスベット」なんて曲もあって、判る人はニヤニヤ出来ます。

最後に

この曲はとてもキャッチーで人に薦めやすいです。彼らの作品は、更に難解というかプログレッシヴな曲もあって、スリリングなプレイも魅力的ですから、また紹介したいなって思っています。■■