ベビーメタル 1st「ベビーメタル」の全曲感想を書いてみる

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ベビーメタルを毎日聴く毎日を過ごしています。

2ndから好きになった身としては2ndメインで聴きがちです。

7:3で2ndです。

あ、怒らないで。


「ベビーメタル」全曲感想を書いてみる

1stも好きっちゃあ好きなんです。

これはもう出会い方がそうだったから仕方ないつー話なんですよね。

古参メタラーおじとして、1stアルバムをしっかり聴いて全曲感想を書いてみようと思います。

浅い感想となる事は目に見えていますが、素直に書いてみます。いざ。

01.BABYMETAL DEATH

教会で歌っているようなコーラスから始まりますが、この静かなイントロという演出はメタルのお約束ですね。

美しい旋律とゆったりしたテンポで、一旦は聴き手の脳味噌をユルユルにさせるのは、後に待っているサウンドが劇的なモノである事への期待にも繋がります。

クるぞ、クるぞ、と身構える感じがイイです。

楽器隊が入ってからのイントロは、メタリカの「ワン」へのオマージュでしょう。

もちろん愛あればこその演出ですね。ニクい。

「BABYMETAL DEATH!」のリフレインは、決して英語発音ではなく「ベビーメタルデス!」とカタカナを叫んでいるのも好感が持てます。

メイン・リフ、グロウル、アレンジ、どれもブラック・メタル的アプローチですね。

音像がうっすらボヤけがちなのも、ブラック・メタル的文法を知っての演出と見ました。

正直いいますと。

一番最初に聴いた時は、「SU-METAL DEATH!」「YUI-METAL DEATH!」「MOA-METAL DEATH!」は、何いってるのか理解していませんでした!

あ、怒らないで。

でもこの曲をきっかけに何いってんのかな?と思って調べたので、まんまと策略にハメられたって事ですよね、KOBAMETAL氏恐るべし……。

02.メギツネ

イントロからシンセ満開で、一瞬たじろぎます。

無意識に、耳が弦楽器隊とリズムだけをフィルタリングして聴きがち。

この曲あたりで気づくのは、SU-METALの歌はしっかり日本語が聞き取れるのでイイナーつーことです。

日本語なのに何いってるのか判らないの歌はどうも好きじゃないんですよ。

あ、いや、ホルモンは大好きですよ、ああいう方法論は別ね。

「なめたらいかんぜよ」

コレも元ネタ知ってるリスナーがどれだけいるんでしょうね。

夏目雅子さんを想い出して無関係にR.I.Pな気持ちになります。

ライヴでは盛り上がりそうなアッパー曲ですね。

今となっては煽られたい気分になった人類なので、「ソレ!」って一緒に叫びたい!

03.ギミチョコ!!

イントロ、カッコよ過ぎ。

今や日本でもこんな音を出せるんだなーと思うと果てしない気分になってしまいます。

無意識にエア・ドラムでヘッド・バンギングしてしまいがち。

このまま、ゴリゴリで押しまくるのかなーと思っていると、MOA-METAL、YUI-METALの可愛いボーカルが切り込んで来て思わず力抜けます。

が、コレがクセになってしまいました。

2回目3回目の「わたたたた~~」が滑舌ギリギリな感じがむっさイイですな。

サビのコード、半音でアガるのシブくてカッコイイです。

リズムもシンコペーションの応酬は、スピード感出て好き。

あとGソロは文句などありますまい。

正確なピッキングが気持ちいいわ~好きやわ~。

このアルバムの中で2番目に好きな曲です。

04.いいね!

トランス系のイントロに、あそういうのもあるのね的な感じで聴き入ります。

エレクトロニカも好きなのでね。

全体的にアイドル路線寄りの曲なんですね。

Bメロの盛り上がっていく期待感がたまんないですね。

そこから続くサビでのSU-METALの高音のノビが気持ちいいですなー。

彼女、ビブラートを使わないのが個性ですね。

きっと意図的なんでしょう。

「きつねだお」以降の、ドゥーム・パート演出もイイですね。

この辺りのグロウルはどなたが担当されているんでしょう。

かなり好きなディストーション・ボイスなんです。

リズムチェンジが頻繁に起こるのもメタル的解釈としてウンウン頷ける部分ですな。

最後のサビ前、スイープをさりげに挟むあたりは、細部にメタル愛を感じてニヤニヤしてしまいます。

「とりまモッシュッシュ」つー歌詞にはぶっ飛びますな。

これはすげーわ、とコレにもまたニヤニヤしてしまいます。

05.紅月-アカツキ-

静かなオープニングで歌い上げる曲ですね。

こういうソロをしっかり歌えるのを聴くと、SU-METALの実力を感じます。

このまましっとり系でイくのかなと思ったら、ちゃんとテンポアップしてきましたよ。

伝統的なヘヴィメタル然としていて安心感があります。

ドラマチックなオープニング、ツーバスドコドコイントロからフィルを挟んでAメロの流れは最高です。

詩の内容が切なくも熱さが込められていて、胸が締め付けられるようです。

サビの伸びがやはり心地良いです。

無理して出してるような苦しさがないので、スルスルとメロディが脳味噌に注ぎ込まれるようですね。

Gソロのマイナーな響きも胸アツ。

しかもコレはお約束のソロバトルでは。

いわゆる掛け合いというヤツでライブでは盛り上がるんですよねー。

そこから流麗なツイン・リード・ソロに繋がる展開は、きっちりストライクに投げ込んでくるメタル・フォーマットで、メタル・リスナーは感涙必至。

36小節しっかり楽しませていただきました。

あざす。

カラオケで歌う時は、全員でGソロを大合唱だぜ。

06.ド・キ・ド・キ☆モーニング

本アルバムで1番好きな曲です。

別格、ダントツで好きなんですよ。

イントロは完全にヘッド・バンギングが捗る系です。

ロー・チューニングで刻まれると反射的に頭が揺れます。

サビのキャッチーさは異常。

このドキャッチーなメロがオープニングのヘヴィリフに繋がるなんて全く想像外の展開なのに、気持ちいいから不思議。

終わり方の呆気なさも、もはや潔く感じてしまうのです。

最高です。

07.おねだり大作戦

悪魔の歌。第一印象です。

いえね、この歌は完全に父親視点でしか聴けないわけです。

自分の娘がこんなコト思ってたりしてると判ったとしても、抗えないのは目に見えています。

買って!買って!買って!買って!
ちょうだい!ちょうだい!ちょうだい!ちょうだい!

このリフレインは最初は爆笑しました、でも今は笑えないんですよね。

おっさんほどこの曲は刺さるんじゃないでしょうかねえ。

08.4の歌

バックのリフはメタル然としていてむっさカッコいいんですね。

リズムチェンジもあるし演奏自体は大変そうで、だからこそライヴではキキゴタエあると思うんです。

そこにこの歌乗せるか?て感じの第一印象。

如何にして意味のないコトを歌にするか選手権の優勝曲ですか?と思っていたら突然レゲエ風?のハッピー・ブレインな曲調まで飛び出す始末。

これはメタルか?いやそうじゃない?いやいやお前達は本質を分かっていないだけだ!何をいうかコード的にはなあ!ほらまた理論とかいうヤツ出たし!とかいうのは、もうどうでもイイでしょう。

そういうの飛び越えたナニかがこの曲にはある、それだけは確かですから、それでいいじゃんね。

この曲聴いてハッピーにならないんなら聴かなくてイイってコトでなんら問題ないなと思いました。

3の次はウーよん!フォー!

これにはかなわんと思いました。 

09.ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト

ド・キ・ド・キ☆モーニングと対になってんだな、と思いながら聴きます。

よく見たら☆が★になってたりしてゲイコマ。

オープニングからアゲてきます。

アルバムも後半に差し掛かっているので畳みかけてくる流れかな。

でGet Soulかと思ったらゲソて。

ふざける事に迷いがないですね。

サビも覚えやすいわー。

ライヴでシンガロングやな。

で今度はダブステップて。メタルとダブのミックスだけでもなかなか面白いなと思うところにポップスかあー。

あそうか、ベビーメタルを敢えて言語化するなら、ミクスチャーってコト?そっかーそういうコトか。

一人なんか納得。

しっかし途中で差し挟まるグロウルがいい。

アクセントとして効果的に使われてますね。

この部分でいえば、2ndよりも1stのほうが印象強いかも。

10.CATCH ME IF YOU CAN

デアタマからカッコいいです。

不穏な鐘の音にハウリング。

グロウルと「まあだだよ」のリフレインはコレ以上ないくらいのコントラストを表現してくれます。

へヴィなリフとリズムでタメにタメた後、すべてを開放するかのうようにサビ・メロがやってくるんですね。

ココ気持いいです。

さり気にアンデルセン童話が入ってたりして、相も変わらず遊び心満載の歌詞で楽しい。

今となってはライヴ映像を散々見てしまっているので知っていますが、以前のツアーではこの曲のイントロ・リズムを使って、バンドメンバーのソロ回しをしていましたね。

通常、HR/HM系のバンドにおけるライヴではよくある演出でして、CDに収録された曲以外に、そのミュージシャンの腕前をオラオラしてそれを称賛するお約束。

KOBAMETAL氏のメタル愛がここでも垣間見れるワケです。

ちゃんとバンド・メンバーのプレイをフィーチャする場面をライヴに盛り込んでいる。

こういったメンバーのソロ・パートは、同時にシンガーや他プレイヤーの休憩時間でもあります。

ベビーメタルの場合、ドラムだけ休みなしですね。

時々あるんですが、ギタリスト一人がステージ上に残って、凄まじいテクニックをオラオラするものの、ビートが失われたりして聴いてるオーディエンスはぼーっと突っ立ってしまうというケース。

お、おう、すげーテクだよ、うん。

でひとしきり引き終わったらオーディエンスが歓声で盛り上げる、みてーな。

ベビーメタルのライヴはドラムによるビートがずっと生きていますので、そういった事態になりません。

これはちゃんと観客の事を考えての演出だと思うので、なんだかとても嬉しい気分になります。

11.悪夢の輪舞曲

凶悪なリフで始まるこの曲は、コードがちょと凝っていますよね。

つーかこのAメロのバックにこの歌メロが乗るってコトに驚きました。

海外での反応が気になりますね。

ものすごく珍しいんじゃないかなー。

サビはしっとりした美しい旋律が胸を打ちます。

雰囲気的には頽廃感が感じられて、日本のゴシック系ビジュアル・バンドのような味わいもありますね。

演奏事態はこのアルバムで一番へヴィなんでしょうかね。

リフの切れ味が良くって、ついつい耳が演奏に引き寄せられてしまいます。

この曲は完全にメタル脳で聴いて楽しんでいます。

12.ヘドバンギャー!!

タイトルからして真面目に聞くまいと思ってニヤニヤしながら聴きます。

ヘドバン!ヘドバン!ヘドバン!ヘドバン!
ヘドバン!ヘドバン!バンバンババン!

こんなんズルいわ笑うわ、と思っていたら、歌詞は意外にまともなんですよね。

大好きなバンドを観る為に遠くの街からやってきてロング・ヘアをヘッド・バンギングで揺らすバンギャの歌、なのかしらん。

咲き、ドセン、逆ダイ、柵ダイ、コロダイ、折り畳み、ってベビーメタルのリスナー諸氏は知っているんでしょうかね?

今となっては当たり前になってるのかもしれませんけど、これらはいわゆるバンギャ達が使う言葉です。

いや最近はもういわないのかな、わからん。

バンギャって言葉自体がまだ生きているのかも僕は知りません。

いずれにせよ、メタルではなくV系界隈の言葉です。

ゲイコマゲイコマ。

リズムはアッパーで頭降りやすいです。

曲そのものの印象は薄目かな。

どうでもいい話ですが、メタル・リスナーってヘドバンっていわないですよね?

僕の周りだけかな。

ヘッド・バンギングってしっかりいうなーと思って。

13.イジメ、ダメ、ゼッタイ

アルバム中、最もメタってるのはこの曲でしょうか。

とにかくメイン・リフがむっさカッコいいんですよね。

タイトルだけしか知らなった頃は、聴きもしませんでした。

もったいない事をしていたものです。

ちょっとでも聴いていたら、冒頭のリフで間違いなく興味を持ったというのに。

この曲はなんというか、キメにかかってきていますよね。

ツイン・リードも程よいクサさで、分かってる感満開です。

これだけメタリックな楽曲に、サビではコードもメロもしっかり日本のポップスの方法論を持ち込んでいる事は、何度聴いても感心してしまいます。

Gソロでは転調するタイミングも絶妙ですね。

Gソロもバラエティに富んだ内容なのでまったくクドくない、つーかもっと聴きたいくらいです。

名ソロです。

この曲でトドメを刺してやるぜ的な心意気がビッシビシ伝わってきます。

ラストに向けてサビ転調するお約束もストライク過ぎて気持ちが超高揚します。

いやー最高やわ。

最後に

お前今更1stの感想てwww死んでwwwとかいわないでくださいね。

それなりに真剣に改めて聴き直して、新たな発見もあったので書いてよかったです。

しばらくは1stもガッツリ聴くことになりそうです。

自家発電は続く。■■